チワワの医療~去勢と避妊手術-1

男の子の去勢、女の子の避妊。
どちらのケースも大きなメリットとデメリットが有るので、飼い主の判断が必要です。

 

 

去勢と避妊のメリット

1.病気のリスクを減らす事

男の子なら精巣腫瘍と前立腺肥大。
女の子なら乳腺腫瘍と子宮蓄膿症を防ぐ事が出来ます。

特に乳腺腫瘍に関しては、発情の回数と発症率とが比例してると言われております。
より早めの避妊手術が病気の発症を防ぐ効果が高い点が、幼児期の手術を勧められる理由です。
また、若い方が術後の治りも早いのもその理由です。

2.飼いやすく成る

●男の子の性格が穏やかに成るので飼いやすく成ります。

●男の子を早い時期に去勢すると座っておしっこする傾向が続くので、特に室内飼いのチワワでは非常に飼い易く成ります。
犬にとってはどちらが幸せかは分かりませんが、少なくとも雄の室内犬を飼うに当たっては、座っておしっこしてくれたら非常に助かるのは間違い無い事でしょう。
勿論、その傾向があるだけで、必ずしも去勢すると座っておしっこする訳では有りません。

●早期の去勢はマウンティングを防止する事が出来ます。
ただし、マウンティングは性的興奮だけが理由では無いので、去勢したからと一切マウンティングしなくなるとは言えません。
またマウンティングが癖に成った年齢以降は、去勢を行ってもマウンティング癖は抜けない場合が多く有ります。

●女の子場合、出血を伴う生理が無くなります。

●他の犬やその飼い主との発情に関連するトラブルを防ぐ事が出来ます。

●犬の本能で有る発情を抑制される事が無く成るので、それによるストレスは受けなく成ります。

●散歩やドッグラン、ドッグカフェ等で制限を受けなくなります。
マウンティングを行う雄犬は、当然ながら他の犬の飼い主から好まれません。
そもそも雄犬の発情は、雌犬の発するフェロモンがトリガーと成るので、生理中の雌犬を犬が多く集る場所に連れて行くのは問題が有ります。

3.不要な妊娠を避ける

チワワを屋外で放し飼いにしてる家庭はないでしょうが、ドッグラン等では起こり得る可能性は有ります。
去勢、避妊手術を行っておけば、当然ながら100%防ぐ事が出来ます。

 

 

去勢と避妊ニよるのデメリット

1.永遠に子孫が残せなくなる

子孫を作らないのが本来の目的なので当然の結果です。
将来的に気が変わって子供を作りたいと考えても手遅れなので、全ては飼い主がその判断を下す必要が有ります。

2.手術のリスク

全身麻酔を行っての外科手術なので、当然ながらリスクは有ります。
通常は手術前にアレルギーの検査も含めて万全の体制を整えますが、人間の手術の場合も同様に完全にリスクを排除する事は不可能です。

3.肥満になりやすく成る

基礎代謝が落ちるので肥満になりやすく成ります。
また、ホルモンバランスの崩れが肥満を誘発する場合も有ります。
低カロリーフードに切り替える等、肥満抑制の為の対策は必要です。

4.ドッグショーに出場出来なくなる

ジャパンケネルクラブの主催するドッグショーには、去勢及び避妊した犬は出場不可能です。
これは、ケネルクラブの目的が純血統を守る事を第一としている為、子孫を残せない犬はその趣旨に反するのが理由です。
ハンドリングコンペティション(ハンドラー=犬を連れる人を対象とする競技会)には出場可能です。

倫理的な面も含めて、これらのメリットとデメリットを飼い主が判断する必要があります。
避妊や去勢手術を行うなら早い方が負担が少ないので、幼いチワワを飼い始めたら出来るだけ早く決断する事が必要です。

チワワの医療~去勢と避妊手術-2へ続く

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